2008年10月23日
辛子明太子は旨い
福岡県といえばまっさきに名前があがるのが辛子明太子。本当に有名ですね。明太子は朝鮮語でタラコのことを表します。辛子明太子はもともとは朝鮮半島の食べ物だったんですね。福岡県の辛子明太子のルーツは、第二次大戦後に韓国の釜山から引揚者が持ち帰ったことだといわれています。その辛子明太子が博多の中洲市場で売られて名物になりました。辛子明太子はそのまま食べても美味しいですし、おにぎりの具としても最高。炙っても美味しいですし、イカとあえたイカの明太子和えなんかも美味しいですよね。
2008年09月20日
ウナギのせいろ蒸し
柳川(実際は有明海)のウナギはホシアオという星のような斑点があり、天然ウナギの王座といわれています。そんな美味しいウナギを使った柳川の名物が、ウナギのせいろ蒸し。柳川では、関西のウナギのように腹から開いて、串にはささずに箸で返しながら焼きます。タレは醤油にみりん砂糖、ウナギの骨でとったダシ。ご飯をせいろに持ってウナギの蒲焼を乗せて、錦糸卵を散らして蒸しあげます。ここのウナギはもとは漁師のスタミナ源。今ではすっかり高級品になっちゃってますよね。
2008年09月19日
おきゅうと
寒天の原料でもある、おきゅうと草という海草を煮溶かして固めたものがおきゅうとです。短冊型に切って削りガツオと醤油でご飯にかけて食べます。普通に寒天みたいな感じですが、意外とご飯とも相性がいいです。このおきゅうと以前は福岡の朝食には欠かせない家庭の味でした。おきゅうとという名前は沖でとれるウドという説もありますし、飢饉の時に非常食として人々を救済したからという説もあります。
2008年09月18日
がめ煮
お祭りに欠かせない料理ががめ煮。がめ煮とは、ごった煮のこと。筑前煮みたいなもんですね。人参、牛蒡、蓮根などと里芋、コンニャク、鶏肉などをがめくりこんで(ごちゃまぜにして)煮る料理。なのでがめ煮。昔はスッポンをぶつ切りにして入れていて、スッポンのことをガメって言っていたからがめ煮って話もあります。がめ煮は嫁探しの目安に使われていたそうで、がめ煮を食べると、その家の奥さんと娘子の正確がわかる、なんてことを言われたりもしています。でも適当でもそれなりの味になりそうなんですけど、どうなんでしょう。